reface後のMeyer 5MMの加工面
愛用のsaxとflute

fluteを2012年から続けてきた年寄りですが、alto saxにも手を伸ばしたく思ったのが2年前です。fluteとsaxは形はちがうものの、指使いは似たところがあり、相互乗り入れは比較的容易と考えていました。プロにも両刀使いがいるようだし、決心して買ったのが2017年3月です。後々悔やまないようにとヤマハの上位機種の YAS-82Z にしました。これまで手に取ったこともない初心者には不釣り合いの機種ですが、途中で投げ出すことは無くなります。
老齢の完全な初心者です。人前での演奏は念中にはなく、とにかく触って演奏するのが楽しみです。

マウスピース 左から
  ヤマハ、Selmer、Meyer、D'Addario

fluteはリードがなく(fluteには air reed があるといえるとの記事はありますが)、saxはリードがあるのが特に大きな違いです。fluteとは異なる難しさがあって、高音部と低音部の習得にコツがいるし、ベンドなどのテクニックの練習も必要になります。老齢の身では道は遠く、体が動かなくなるのが先かの勝負になります。
saxにはリードとマウスピースを選ぶ楽しみがありますね。上手な人はリガチャーにも拘りますが、素人の私にはよくわからないのでパスです。

そして選んだ組み合わせは次です。

マウスピースとリードの選択は難しい。色々と試行したのですが、上表の組み合わせに落ち着いています。その中で3番目の組み合わせで楽しむことが多いです。倍音がよく出ているし、吹き込む抵抗も大きくありません。

 

Meyer 5MMは当初うまく音が出ないので、リードが当たる面のサイドレール、ティップレール、テーブル部分を観察すると、凹凸やうねりがあって加工が雑であるように思えました。それで、細かなサンドペーパーで表面を舐めるように加工しました。これを素人のrefacingというのでしょうね。tip openingが多少増したはずですが、リード当たり面は平らに湾曲し随分と精密製品らしくなりました。写真を見てください。4番目の組み合わせで試奏すると、きちんと音が出るので、改善されたとの結論です。
他に樹脂製リードの Légère の Signature 2-3/4、Signature 2-1/4と前記 D'Addario マウスピースを組み合わせて吹いてみたのですが、どちらも抵抗がありすぎて辛い。諦めました。

 

 

そしてストラップです。付属のストラップは標準的な形状ですが、重いsaxをぶら下げると首が絞めつけられて血が止まりそうな感じで苦しくなってきます。これは苦痛でした。そこで雑誌に紹介されているバードストラップを手に入れて装着したところ、首の苦しさから解放されました。看板に偽りはなく、効果には脱帽しました。 
ジャンルを問わずトライするのですが、Jazzのアドリブなどの速吹きはできません。年寄りの新たな挑戦にはきつ過ぎます。バラード調の曲があっています。
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趣味の ALTO SAX

   マウスピース   リード  
 1  ヤマハ  AS4CM  Vandoren  緑箱 JAVA  3.0
 2  Selmer  S80 C*  Vandoren  緑箱 JAVA  3.0
 3  D'Addario  D6M  Vandoren  緑箱 JAVA  2 1/2
 4  Meyer  5MM  Vandoren  緑箱 JAVA  2 1/2

吹き終わってからの掃除がsaxの調子を維持するのに必要です。swabで水分をふき取るのは当然として、タンポの水分吸い取りは面倒でもやる必要があります。特に常閉キーは必須です。インクの吸い取り紙がとても使い易くていいですよ。薄くてピラピラの専用のクリーニングペーパーよりもしっかりしていて吸水性はいいし安いし使いやすい。一枚のサイズは21cm×6cm程度なので、切って使います。文房具屋さんで「ブロッティングペーパー (blotting paper)」と店員に言えば出してきてくれます。十数枚の束が百数十円と安い。

練習にあたっての使用機器を紹介します。

KORGの TMR-50 
これには Tuner Metronome Recorder と書かれていて、その通りの機能があります。使用頻度は低いがあった方がいい機器です。ただし、この機種は販売終了のようです。


TASCAMの DR-07MK2 
これは リニアPCMレコーダーです。手頃な価格の優れものです。

自分の下手くそな演奏をチェックします。カメラの三脚に固定して録音します。

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TMR-50とDR-07MK2の外観

愛用のバードストラップ